ユズリハ

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多摩美術大学に非常勤講師として通っていたことがある。
授業は、WEBサイトで、私の専門は、Flashを教えることだった。
前期だけの授業だ。前期といっても、4月~6月の20回に満たないくらいがメインで、7月のオープンキャンパスでの発表をゴールとしていた。

ちょうど、2年目。
通いなれたので、学校の裏側のバス亭から歩けば、坂道を登る必要がないことを知り、よく使った。生徒も通る。先生で通っていたのは、あまり見たことがないけど。

その道は、学校の敷地を通りぬけて校舎へ繋がるのだけど、もう、何もない。ただ、コンクリートで舗装された細い道と、道の両脇に植えられた木。あとは、シロツメクサが生えている野原。

その道の脇に植えられた木にユズリハという木があった。ユズリハという名前は、知り合いの苗字であったので、良く覚えている。
「へぇ~これがユズリハというのか?あの苗字は、木の名前から来ているのかな?」などと思いながら歩いた。
で、ふと見ると、紅しょうがみたいに真っ赤に染まった茎と力強い緑色の葉っぱの組み合わせが目に飛び込んでくる。

この日も、持ち合わせているカメラは、GR DIGITALのみ(学校へ行くときには、自分のPCを持参していたので、荷物は、コンパクトカメラで精一杯なのだ)だが、ものすごくコントラストがキレイだったので、写真を撮った。

投稿者 NORI : 2007年7月25日 18:46

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